認知症のおばあちゃんが自宅であった空き家を眺めて見えるもの…。

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公園にいると、

認知症のおばあちゃんが近所のケアホームから、ひょこっと抜けだして散歩にやってきます。そして私とよく会話をしていますが、毎回同じ話をします。どこからきたの?子供はいるの?

私の顔も、

あまり覚えていないみたいだけど、ぼおっと覚えているのか、親近性があるのか、他のだれでもなく、私に話しかけてきます。

もちろんこちらからも話しかけますけどね。

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私の父もアルツハイマーだから、

こんなふうに誰かに話しかけているかも?しれないなと思うとなんとなく私も他人とは思えず、おばあちゃんとのひとときの会話を楽しみつつ、おばあちゃんの記憶の調子をみています。

 

娘が一人、

息子が一人いてそれぞれ結婚していて息子の方には子供が3人いるといいます。つまりおばあちゃんの孫ですね。娘さんの方にはいないらしい。

ただ、それも最新の記憶かどうかわかりません…あたらしい記憶はなかなか定着がしないですからね。

 

孫が3人!

これがおばあちゃんの自慢。

「すごいね、おばあちゃんは本当に幸せだね!」

こういうとしわくちゃの顔をもっとしわくちゃにして、

いきなり

「なんや、あんた、

べっぴんさんやな!」

と言ってくれます(笑(さすが関西人です)。

 

何を言うより

「おばあちゃんは、本当にしあわせだねぇ」

という1言が一番うれしそう。

幸せか否かという評価は基本的には自分でするものなんだろうけど、他人から肯定される事により確定的になり、より幸福感が増大するのかもしれませんね。

 

それに、

嬉しい事があるとき

どうも記憶がハッキリしているような気がする、お盆の前には息子が迎えにきてくれて、お墓参りに行くのだ…ととても嬉しそうに話していましたからね…。

 

お盆が終わった頃、

「お墓参りどうだった?」と聞くと、「よおしっとるなー!」ってびっくりしていました…。

 

おばあちゃんは伴侶をすでになくしていて、住んでいた家はいま空き家。

でも空き家を眺めにいくといいます。

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仏壇に手を

合わせたいけど、中にはいって風を通したいけど、

一度、鍵を閉め忘れてホームに帰ってしまって、雨がふきこんで大変だったとか…。

だから中に入れない。

 

だけど、家を見に行く…。

かつては自分が妻として仕切っていた、家。

その家の玄関さえ開けることができない、今。

家をただ外から、ぼんやりと眺めている…。

中にいるはずの自分が、そこにいない…。

おばあちゃんの目には、一体何が見えているのかな…とちょっとだけ考えた、今日このごろでした…。

マダムジュリ

父のアルツハイマー・ココナッツオイルに関する記事はこちらから

 

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